テニス肘を予防する為に
学生時代は何かと力任せに強振していた様に思います。
そんな私が当時常に悩まされていたのはテニス肘でした。
そこで今回はこの「テニス肘」について、私の経験をおり交ぜながらお話ししようと思います。
「テニス肘」とは
テニス肘とは、フォアハンドとバックハンドの両方でおこります。
主にバックハンドが原因でのテニス肘が多く、正式名称を「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」といい、肘の外側から前腕にかけて痛みが生じます。
痛みが生じるきっかけは、ストローク(特にバックハンド)等でボールがラケットに当たる時の衝撃によって、手の関節や周辺の筋肉に負担がかかり、筋肉が肘の関節を引っ張ることで炎症がおきてしまいます。
※負担が徐々に蓄積される事で炎症をおこす。
また、フォアハンドで引き起こされるテニス肘を「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」といいます。
では何故誰もが行う動作なのに、全ての人がテニス肘にならないのでしょうか。
「テニス肘になる要因」
テニス肘になる要因はいくつかあります。
- ショットを打つ際に間違った打ち方、もしくは間違ったグリップの握り方をしている
- ショットを打つ際に力が入りすぎている
- 筋力が打球の威力に負ける(筋力不足)
- 同一動作の繰り返しによる疲労の蓄積(使いすぎ)
等があげられます。
テニス肘にならない人は、自然と出来ている、または意識してテニスをしているという事です。
「テニス肘にならないために」
まずグリップの握り片やショットの打ち方は、自分ではわからないと思いますので、改めて経験者に教えてもらったり、テニススクール等でインストラクターの先生に教えてもらう事で改善する可能性があります。
また無理な形で打つことで、無駄な力が入ってしまうこともありますので、フォームの見直しは効果的だと思います。
そして筋力の低下等の原因で、打球の衝撃に筋力が耐えられないと、徐々に疲労が蓄積し、テニス肘のリスクが高くなります。
筋力トレーニングを行うことで打球の衝撃に強くなり、腕への負担が軽減されます。
「テニス肘になってしまったら(治療法)」
痛みを改善する1番の近道は、やはり安静にして筋肉を休ませることです。
ストレッチも効果的です。
腕をまっすぐ前に伸ばし、反対の手で手の甲を伸ばすように指を手前にゆっくり力を入れながら引っ張り30秒程キープ。
今度は手のひらを伸ばすようにゆっくりと逆に引っ張り30秒程キープ。
交互に行い柔軟性を高める目的で行います。
また、サポーターを装着することで肘への負担を軽減できます。
そして、ある程度痛みが改善のしてきたら、ゆっくりと無理をしない程度に筋力トレーニングを行います。
テニス肘が改善されない様であれば、お医者さんに相談してください。
もしかしたら、全然関係のない部分の異常から肘に痛みが出るというような事もあるそうです。
「まとめ」
重複してしまいますが、常日頃からテニス肘にならないように気を付けることがとても重要です。
今分析すると、私が学生時代に慢性的なテニス肘になっていた原因は
- あまり筋力トレーニングをせずに、ハードヒットしていた事
- ガットのテンションが縦60ポンド、横58ポンド、ととても硬かった事
この2点だったと思います。
ガットのテンションが硬いと、打球時の衝撃が大きくなり、腕に負担がかかっていました。
筋力トレーニングやストレッチはとても大事です。
日頃から行うことで、テニス肘になるリスクを軽減させることができます。
また、頻繁に練習されているのであれば、練習量や練習日の間隔を自分にあったペースで行うこと。
自分にあったラケットを選んだり、テンションを弱めにする。ガットに振動止めを取り付ける事でもテニス肘のリスクを軽減できます。
いかがでしたか❓
これがテニス肘の概要になります。
テニスという楽しい時間を、怪我等で出来なくなるのは辛いですよね。
是非予防しながらテニスライフを楽しんでください。