テニスあれこれ

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テニスボールの簡単な知識 ~初心者様向け

普段から使用しているテニスボールですが、皆さんはどのようなポイントで選んでいますか?

 

テニスボールなんて何を使用しても同じではないか?と思われる人もいらっしゃるかと思います。

実はテニスボールにも種類があるので、テニススタイルに合わせてボールを選ぶことも、テニスをする上でとても重要となってきます。

今日はその辺りを記事にしたいと思います。

 

テニスボールを大きく分類すると、「プレッシャーボール」と「ノンプレッシャーボール」の2種類あります。

どのような違いがあるのか簡単に比較してみましょう。

 

「プレッシャーボール」とは

 

ボールの内圧が空気圧よりも高いため、反発力が高くなり弾性がよくなります。

この圧力の特徴とゴムの力でボールを弾ませる仕組みとなっています。

使用前は缶に入っていて、缶内部は空気圧を高くしてあるため、ボールの劣化は進まないようになっています。

※それでもボールの空気は少しずつ抜けていくそうなので、購入後は早目に使用した方が良いとのことです。

 

開缶した瞬間から、時間の経過とともにボールの内圧が減り劣化していきます。そうなるとボールが弾まなくなるので、新しいボールに交換しなければなりません。

 

耐久性はあまり良くありません。

上記にもあるように、「使用状況に関わらず、時間の経過で劣化が進む」ということがポイントです。

開缶後は、しばらくの間未使用でとてもキレイな状態であろうと、いつの間にかペッコリンになってしまうのです。

あくまで目安ですが、ボールの交換時期は本気テニスの場合は3週間程度、趣味でテニスをされている場合は2ヶ月~3ヶ月程度となります。

 

打球感ですが、開缶したばかりは特に気持ち良くて、軽く柔らかい感じがします。

 

プロの試合や一般の大会など、幅広く使用されています。

 

また1球あたりの価格は約110円前後となります。(公認球でなく、練習用としてよく使用されているボール)

 

「ノンプレッシャーボール」とは

 

ボールの内圧と空気圧が等しく、ゴムの力だけで弾む仕組みです。

空気圧が等しいため、ボールの空気が抜けていくことがないので、通常缶ではなくソフトケースなどに入って販売されています。

 

耐久性は高いです。

上記にもあるように空気が抜けていかないため、ゴムが劣化しない限り弾みは悪くならないので、プレッシャーボールのように自然に劣化が進みません。

趣味でテニスをされている場合、半年以上はもつのではないでしょうか。

 

打球感ですが、プレッシャーボールに比べて硬く重い印象です。

実際に使用してみて、とにかくよく弾むイメージがありますね。

 

1球あたりの価格は約90円前後となります。

 

 どっちが良いの?

 

それぞれメリット、デメリットがあるので、正直どちらが良いとはいえません。

 だからこそ、冒頭で話したようにテニススタイルに合ったボールを選ぶ必要があるのです。

 

ボール選びのポイント

 

本気テニスの場合は、基本的に大会などで使用するプレッシャーボールを練習で使用した方が良いでしょう。

私の部活時代ですら、普段から常にプレッシャーボールを使用していて、ノンプレッシャーボールを使用した覚えは一切ありません。

※ただノンプレッシャーボールは、昔に比べて質が良くなっているそうなので、練習で使用されている人もいらっしゃるそうです。

 

趣味でテニスをされている場合は、ご自身のテニス環境で考えて頂ければ良いと思います。

テニスをする頻度は少なくても、本気テニスの人のように定期的に試合に出場するのであれば、普段から、もしくは試合の前だけプレッシャーボールを使用すれば、打球感に慣れることが出来ます。

試合には出場せず、ただ打ち合いしているのが楽しいと感じているの人であれば、耐久性の高いノンプレッシャーボールが価格も安いためオススメです。

 

最終的には打球感も大切なので、どちらのボールでも良いという人は、是非2種類のボールを試してみて下さい。

打ちやすいボールを探すことも、テニスを楽しむ要因の1つとなると思います。